塗料の耐用年数を左右する!?樹脂にはどんな種類があるの?【鹿児島市・姶良市・日置市の外壁・屋根リフォーム専門店外壁スタジオ滝の神】鹿児島市・姶良市・日置市の外壁・雨漏り専門店

2024.04.22基礎知識

みなさん、こんにちは!

鹿児島の外壁塗装専門店、外壁スタジオ滝の神です!!

 

 

塗装は住まいの美観を守るだけでなく、家の性能を守るためにも重要な役割を果たします。

中でも使用する塗料はどのくらいもつのか?という部分は費用や今後のメンテナンスの計画を立てるうえで重要な点です。

今回は、塗料の成分で耐用年数を左右する、『樹脂』についてご紹介していきます。

 

 

 

1、塗料はどんな成分で構成されているの?

ますは塗料がどのような成分で構成されているか知っておきましょう。

 

 

1、顔料

顔料は、色のついた粉末状のもので、主に塗料の色を決める役割があります。

その他にも、塗装する金属類のさび止め、塗料を増量する、塗料の光沢を調整するなどの性能を持つ顔料もあります。

 

 

 

 

 

2、樹脂

樹脂は塗装をした際、紫外線や雨から建物を守る塗膜の骨格になります。樹脂同士の結びつきの強さが塗料の耐久性を左右します。

樹脂の種類としては主に、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素、があります。

 

 

 

3、添加剤

添加剤とは、塗料の作業時の性能を向上させたり、仕上がりにムラをなくすために使用される補助薬です。

添加剤を使用することによって、塗料のたれ止めや顔料の沈殿防止、仕上がりに関わる色浮きの防止などを調整しています。

 

 

 

 

 

4、溶剤

溶剤とは、塗料を薄める液体です。塗料はそのままでは硬くて塗れないため、溶剤を使用して適切な粘度や塗りやすさに調整して塗装します。

また、塗料の成分を均一に混合させ、塗料が塗装面に均等に広がるようにする役割を担います。

塗料が乾燥する過程では蒸発して、塗膜にはならない成分です。

 

 

 

2、樹脂の種類と特徴

 

●アクリル塗料

耐用年数:5~8年

 

≪メリット≫

アクリル塗料は発色がよく艶があり、カラーバリエーションも豊富です。

低価格で使用しやすいため、DIYで利用されることも多いです。

 

≪デメリット≫

紫外線に弱く、劣化が早いため、耐用年数は5~8年と短いです。

また、アクリル樹脂は、可塑剤(やわらかくする物質)が加えられています。

この可塑剤が紫外線により3~5年で気化してしまうことで、クラック(ひび割れ)が起きやすくなります。

一度の塗装にかかる費用は低価格ですが、塗り替えの頻度が多くなり、そのたびに人件費や足場代などがかかるため、最終的なコストは高くなり外壁や屋根の塗装ではあまり使用されなくなりました。

 

 

※因みに、アクリル塗料の中に『ピュアアクリル』という、可塑剤などの不純物をできるだけ取り除いた塗料は別物です。

可塑剤が気化することによるひび割れが起きにくく、クラックが起きた場合にも、アクリル本来の弾性(伸び縮みする性質)が働き、耐用年数も15年前後と長いです。

 

 

●ウレタン塗料

耐用年数:7~10年

 

≪メリット≫

ウレタンは弾性があり密着度も高いため、木材や金属、コンクリートなど様々な素材に塗装できます。

モルタルやコンクリートなど、ひび割れを起こしやすい素材でも、ウレタン塗装が伸びて防水機能を保ちます。

アクリル塗料の次に安価で塗装ができます。

 

≪デメリット≫

紫外線により色あせや変色が起こりやすい特徴があります。製品の中には、黄色く変色する黄変が起こるものもあります。

年数がたつと紫外線によりウレタン塗装の弾性が失われ、表面にひび割れが起こる場合があります。

シリコン塗料やフッ素塗料に比べて、耐用年数は短めです。

やわらかい塗膜を形成するため、汚れが付きやすいです。

最近ではウレタンと近い価格帯で、汚れにくいシリコン塗料があるため、使用されることが少なくなってきました。

 

 

 

●シリコン塗料

耐用年数:10~13年

 

≪メリット≫

紫外線の影響を受けにくく、耐候性に優れます。

耐用年数は10~13年とアクリル塗料、ウレタン塗料と比べて長く、ウレタン塗料との価格差も小さくなってきています。

現在広く普及しており、カラーバリエーションも豊富です。

シリコンは撥水性が高く、泥や雨もはじくため塗装面が汚れにくいです。

また、カビや苔も生えづらくなります。

 

 

≪デメリット≫

シリコン塗料はアクリルとシリコンの合成樹脂、アクリルシリコンを使用した塗料を指します。

アクリルの扱いやすさとシリコンの耐久性・耐汚性を兼ね備える樹脂を使用した塗料です。

アクリルの耐用年数が短いと先に記載しましたが、シリコン塗料においてもアクリルが多いと耐久性は下がってしまいます。

値段に比例して、シリコンの含有率が上がるので、一口にシリコン塗料といっても金額や性能に差があります。

撥水性が高いため、シリコンの含有率が高いと塗料が密着しづらく、塗装が剥がれる原因になることがあります。適切な製品を選び、技術の有る職人さんにお願いすると良いでしょう。

また、フッ素樹脂の塗料や無機塗料と比べると耐久性に劣ります。

 

 

 

●フッ素塗料

耐用年数:13年~15年超

 

≪メリット≫

大型の建物や橋、スカイツリーにも使用されるほど耐久性が非常に高い塗料でのため、トータルコストを抑えることができます。

紫外線、水、温度変化にも強いため、劣化だけでなく色褪せも最小限にとどめます。

質感は艶のある仕上がりになります。

塗膜は親水性が高く、表面にチリやホコリなどの汚れが付着しても雨で綺麗に洗い流されるため、汚れが付きにくいです。

フッ素樹脂は防カビ・防藻の性質が備わっているため、長い期間美しい美観を保つことができます。

 

 

≪デメリット≫

シリコンや他の塗料に比べて、塗膜が硬く仕上がるのでひび割れをおこしやすいです。

高弾性の製品もあるので、建物の塗装には高弾性フッ素塗料を使用するとよいでしょう。

塗膜は親水性が高いため再塗装がしづらく、次の塗装の際には密着しやすいように下塗材などで工夫が必要です。

トータルコストは抑えられますが、初期費用はアクリル、ウレタン、シリコンと比べて高くなります。

 

 

●無機塗料(無機ハイブリット塗料)

耐用年数:15年~20年

 

≪メリット≫

セラミックやガラスにも含まれるケイ素などの無機成分を主体とする、合成樹脂を使用した塗料。

炭素を含まない無機成分は紫外線で劣化しないため、フッ素塗料よりも耐候性が高く、20年を超える耐久性の製品もあります。

炭素を含まない無機成分が主体のため、燃えづらく火事の際に火が広がりにくくなります。

ガラスのように表面には親水性があり、汚れが落ちやすく、カビや苔も発生しにくい利点があります。

 

 

≪デメリット≫

無機成分主体の塗膜は硬いため、ひび割れしやすいです。

また、他の塗料よりも初期費用が高くなります。

 

3、まとめ

 

今回は『樹脂』についてご紹介してきました。

樹脂は塗膜を形成する骨格になるため、耐久性や塗料の性質を決める重要な成分です。

塗膜は建物を保護する部分ですので、しっかりと目的・用途に合わせて適切な製品を選ぶ必要があります。

耐用年数はご自宅の周辺環境にもより変化しますので、あくまで目安ですが、次回の塗装まで見越した計画を立てるとより納得のいく塗装工事になるのではないでしょうか。

外壁スタジオ滝の神ではご自宅の状態やご予算に合わせて、塗料をご提案いたします。

塗料選びに迷われた方!

滝の神では性能についてもしっかりとご説明させて頂きますので、是非お気軽にお問合せくださいませ!

 

 

 

最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!!

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